フランス語
クラシックの歌、オペラを歌う時、イタリア語、ドイツ語、フランス語などの言語がメジャーなのですが、私の中のモットーで、自分が話せる言語の歌しか歌わないようにしていました。 なので、今までずっと日本語の歌、イタリア語の歌、英語の中から歌っていました。
だって、いくら歌詞の意味を勉強して覚えて、発音をネイティブの真似してきれいに歌っても、自分が普段話さない言語の歌って、どうしてもお経を唱えているみたいに感じてしまうから。。。 いくら単語、単語の言葉を憶えても、やっぱり自分の言葉にはならないし、感情と結びつかないと思うから。。 (これはあくまでも私の考えなので、賛否両論はあると思います)
イタリアの音楽院で勉強していた時は、歌うのはほぼイタリア語が100%で、時々ラテン語がありました。 イギリスに引っ越してきてからは、英語のオペラ、歌曲、宗教曲なども歌い始めて、初めは慣れてなくて歌いにくかったけれど、最近は英語で歌う時のコツがつかめてきて、まぁ、なんとか歌っています。(英語を普段の会話で話す時に響かせる場所と、英語で歌う時の響かせる場所が違う、ってことを発見してから、英語の歌も歌いやすくなりました)
日本語の歌、日本歌曲は、特にメロディーがノスタルジックなものをコンサートで歌うと、お客さんに受けがとっても良いです。もちろん歌う前に、歌の内容を説明してから歌うと、みんな聞きなれないメロディーにくぎ付け(?)で聞き入ってくれます。
が! イギリスで歌手をするに当たって、どうしても避けられない言語があって、ここ数年、なんとか避けてきたけれど、でもやっぱり避けられないみたいで、観念することにしました。(笑) イギリスのクラシック歌手は、イタリア語、英語の歌以外に、フランス語とドイツ語の歌も同じ位歌うように求められます。その中でも特にフランス語は人気!
今まで”自分の話せない言語の歌は歌わない”なんてかっこいい理由を付けてフランス語で歌う事から逃げてきていましたが、秋からどうしてもフランス語を歌わないといけない事に。。。 でも、お経みたいに歌うのは嫌だ。。。
という事で、じゃあ、フランス語も話せるようになっちゃおう!と思って、フランス語レッスンに通う事にしました★
幸い、家の近くに、フランス語の教授(素敵なフランス人マダム)を見つけて、彼女に特訓してもらえることに! 今週、記念すべき第1回目のフランス語のレッスンだったんですけれど、言葉や文法がイタリア語に似ているものが結構あったりしてそれに助けられたりもしつつ、でもやっぱり発音が難しくって、早くも前途多難、、、 とりあえず、フランス語での簡単な自己紹介、簡単な数字程度を憶えましたが、ペラペラになれるまで一体どの位かかるんだろう、、、(笑)
今の目標は、11月にロンドンで歌うコンサートで、フランス語の歌を歌うこと。(ちゃんとその意味を自分の言葉で歌えるようになって)
がんばりますっ!
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病人食
師走に向けて、わーっと突っ走って、ひと段落したと思ったら、風邪で寝込んでしまいました。
3日位家から出ずに、ひたすら休んでいて、夫くんが食事なんかを用意してくれるのですが、それが時々微妙で、、、(笑)
日本で生まれ育った私は、子供時代に風邪をひいた時ははあったかいオジヤや、うどん、すりおろしリンゴジュースなど、消化に良いものを母が用意してくれました。
大きくなってイタリアに住んでからは、バリバリのイタリアンファミリーであった元カレや、元カレ母などがチーズたっぷりのリゾットや、ミネストローネ(野菜スープ)やスープパスタなどを用意してくれて、カルチャーショックを受けながらも、有難く頂いて、次第にそれにも慣れていきました。
そして、今。夫と結婚してからは、風邪をひいた時は夫が食事を用意してくれるのですが、これが、、、多分、病人には消化の良いものー、とか何にも考えてないと思われる献立です。
今私がひいている風邪は喉がめちゃめちゃ痛い症状なのですが、昨日の夕飯に用意してくれたものが、ピザと野菜サラダ。
ピザですよ、ピザ。熱があって、喉がしゃべるのも大変な位痛い時に、ドライな生地の上にこってりとした具材がのってるピザ!
そして、生サラダ。
病人に野菜を与える時は、熱を通してスープにしたりして出すものばかりだと思っていたので、生サラダも衝撃でした。
ちなみに、夫は、イタリアと某アジアの国のハーフ。
育った文化の違いなのか、単にこういう事に無頓着なのか謎ですが、結婚して4年目に新たに気が付いた違いでした。
そして何よりも驚いたのが、風邪ひいてる時にピザなんて絶対に口が受け付けないと思っていたのに、ペロっといけちゃった自分。もちろんサラダも美味しく完食しました♪
私も大分、たくましくなってきてるんだなー。。。(笑)