今年の歌い納め
今年の歌い納め♬
年の瀬でバタバタした中でしたが、無事に歌い終わることができました。
今回は、モーツァルトのアリア、リューのアリア、中田喜直の”おやすみ”を歌いました。
以下、私なりの曲の解釈です。
”おやすみ”は「六つの子供の歌」という歌曲集の中の最後の1曲です。
フランスのドビュッシーっぽい旋律と、日本歌曲を掛け合わせたような独特な世界観で、幻想的な雰囲気です。
詩は、三木露風です。
「おやすみ、おやすみ、雁が鳴く」から始まり、自然の情景を描き始めます。
山や雪を描写しながら、少しずつ自然の中に人工のものである「鐘」が入り込んでいき、サンタクロースを登場させて、家の中にこっそりと入ります。
最後は人間が暖かい家の中で鐘が鳴るのを聞く場面で終わります。
メロディーの「西洋と和」のミックス、そして「自然と人間」の対比をバランスを計算しながら、かつスムーズに実現しているように感じました。
みなさま、良いお年をお迎えください